マンドリル
哺乳類の中で最も鮮やかな色彩を持つ
鼻筋は赤、鼻の両脇と尻は青、髭は黄色、ち〇こは赤、金〇袋は紫
子供の塗り絵みたいなバリエーションと想像を超えてくる色彩感覚
その姿はもはや神々しい
哺乳類の毛には黒と茶の色素しかないから赤や青にはできない
そこでマンドリルは血管の色や光の散乱を利用してド派手な色彩を手に入れるという天才的な強引突破をしている
そのバチクソ派手な外見によって鬱蒼とした薄暗い熱帯雨林の中で仲間を見分けることができる
マンドリルの「マン」と「ドリル」それぞれに意味がある
「マン」は言葉通り「人」を指し、「ドリル」はマンドリル属に分類されるサルの一種を指す
つまり、マンドリルとは「人のようなドリル」のこと
見た目が地味なドリルの方がまだ人っぽいが、神にお近づきになりたいという人間側のエゴでマンドリルをマンドリルとしたのだろう
実際、神は人間の姿で描かれているわけである
エジプトの世界遺産で、現地では古くからエジプト神話などで語られる幻獣として知られている
マンドリルも人に近いサルとして神聖視されている点が共通していることなどから、スフィンクスという学名がつけられたという説もある
とにかくやはり神々しい
マンドリルの名前の由来はその生態と同じくいまだ謎とされていることが多く英語名にしても謎だらけである
不思議だらけのマンドリル、知れば知るほど興味は尽きない